DVDコピーの基礎知識06
DVDやCDの「音楽用・ビデオ用」と「データ用」の違いは?
DVD-RやCD-Rには「データ用」と「録画用」「音楽用」があり、値段も後者の方が高くなっています。データ用を映像に使用することはできないのでしょうか。
結論を言えば「どちらもどっちにも使える」
家電量販店などの売り場では、DVD-R、CD-Rには「データ用」と「録画用」「音楽用」の2種類があり、「録画用」「音楽用」のほうが高い値段で販売されています。
しかし実は、「データ用」と書かれたDVD-RにDVDビデオ形式の動画を記録することもできますし、「データ用」のCD-Rに音楽を記録しても、再生に問題はありません。
では、この両者の違いはなんでしょうか。
値段の違いは「著作権料」
DVDやCDを市場に出す時、映画や音楽を作るクリエイター側の団体・企業から「こんなの出されたらタダで無限にコピーされてしまう」という反発がありました。
そこで家電メーカー側は、DVD-RやCD-Rを売り出す段階で著作権料を徴収する、という策を考えました。この著作権料が上乗せされたものが「録画用」「音楽用」というわけです。
ということは、「録画用」「音楽用」と「データ用」には電気的・構造的な違いはまったくなく、たんにラベルが違うだけ、ということになるのです。
著作権法は遵守しましょう
とは言え、クリエイターに正当な報酬が渡らないと、映像や音楽のクオリティが下がってしまうことは言うまでもありません。当社でも、映画やドラマのコピーと思われるマスターディスクが届いた場合、無条件でコピーをお断りしており、著作権法を遵守したご利用をお願いしています。