DVDコピーとプレスどう違う?
DVDを大量に複製する方法として、コピーとプレスの二つの方法があります。
ディスクコピードットコムのサービスも、コピーかプレスかをまず最初に選択するようになっています。
ところでこの二つ、どう違うのでしょうか。
方法の違い
コピーというのは、基本的にはパソコンでのデータコピーと同じ方法です。
DVD-Rという記憶媒体に、電気的な信号によってデータを書き込み、定着させます。
素材の変化による記録ですので、紫外線などの外的な要素に影響をうけます。
これに対して、プレスはレコードと同じやり方です。すなわち信号をデコボコに置き換え、それをスタンパーという金属製のハンコのような型にして押し付ける(プレスする)のです。
見栄えの違い
まず記録面。
プレスされたディスクの裏面は、写真のように銀色です。一方、コピーされたディスクの裏面は青紫色をしています。記録された部分の色が変わるので、境目がくっきりと判別できます。
また、プレスされたディスクの盤面は「オフセット印刷」または「シルクスクリーン印刷」です。一般的なパンフレットと同じ印刷方法です。したがって販売されている映画のDVDと同じ仕上がりとなります。
コピーされたディスクのほうはインクジェット印刷で盤面印刷を行います。水に濡れるとインクがにじみます。
フローの違い
プレスは工場で一括して行いますので、ある程度の数が必要です。ディスクコピードットコムでは500枚が最低ロットになっています。
コピーはDVD-Rを用いるため、1枚からでも可能です。ただしディスクコピードットコムでは20枚が最小単位となっています。
ただしDVDコピーにも強みがあります。それは短納期である、ということ。
プレスが最低でも1週間かかるのに対して、コピーは早ければ即日出荷できます。
使い方の違い
商品として販売するのであれば、プレスのほうが見栄えもよく、顧客からの信頼度も高くなるでしょう。一方、お急ぎで300枚以下ということであればコピーのほうが適している、といえるでしょう。